よく整骨院以外の現場に出ていると、柔道整復師という名前を出しても誰もピンとこない場面があります。
簡単に言うと「骨接ぎ」する事を仕事としている人達のことを指します。
メジャーじゃないかもですが、国家資格になります。
柔道整復師の仕事
打撲・捻挫・骨折の整復・治療というのが本来の仕事内容ということになります。
上記の様な、急性期の治療に携わる事ができます。
肩こりや、いつから発症しているかわかりにくい症状については「慢性期」ということになる事が多いですので、整骨院では保険治療の対象外です。
本来のという言い方をしましたが、今、これらの事を出来ている柔整師は少ないかもしれません。
なにしろ、出番が少ない・・・ネガティブ発言で申し訳ない(-_-)
そもそも、骨折ともなると重症ですから整形外科もたくさんありますし、そちらに行きますよね(-_-)
こういう言い方をすると怒られるかもしれませんが、マッサージ目的での来院される方が多いのが実情じゃないでしょうか。
ちなみに慰安目的のマッサージに保険は使えません。当然ですけど。
概ね、この資格を持つ方は「整骨院・接骨院」に従事する事になるのだと思います。
私も一時期は整骨院勤務をしていました。
ただ、整骨院も何か所か見て回りましたが売り上げの立て方が、どーしても納得いかず辞めました。
保険使って、マッサージしてるだけにしか見えなかったので・・・まじめにやろうとすると結構苦痛です。
保険請求とかの内訳どうなってるんだろうとしか思えませんでしたしね・・
現在私は紆余曲折しつつ介護予防に携わっていく事となりました。
マッサージだけでは一時的には痛みなどの軽減はできても、根本原因の解消にはならないです。
体の使い方を改善させないと、悪い使い方のまま日常を過ごすとまた再発ということになりますしね。
しっかり営業されている整骨院があるのであれば、それは素晴らしい先生なのだと思います。
資格取得後の勤務先
整骨院/接骨院
整骨院と接骨院という名前の違いについては、特にありません。業界の都合で今後整骨院の方は名乗りにくかったかな?それくらいで利用者からすると同じです。
新たに整骨院での勤務経験を積みたい方は、ほんとうに自分が思い描いている将来と照らし合わせた方がいいかなと思います。
それくらいシッカリと運営されている整骨院は少ない・・残念すぎる・・・・・・
あんまり裏事情を書くと怒られそうなので、これくらいで(*´ω`)
そんな訳で、私は整骨院は選択肢としてはあまり考えていません。
最近では、保険の使い方も厳しくなったようで自費診療を取り入れている所もあるようです。
ほんとの話で、勝手に保険証使われたりしてる事もありますから受診されるときは、治療内容を開示してもらってもいいかもです。ニュースにもなったりします。
介護施設
機能訓練指導員として採用されます。
主な業務内容は名前からイメージ付きやすいかもしれませんが、運動機能の向上に携わる職種です。
入る施設にもよるかもしれませんが、要介護者・様々な症状が進行した方などの機能回復ともなれば、やっぱり特化したスキルが必要になると思います。
生活機能が極端に低下した方への機能向上は物凄くやりがいを感じれるかもしれません。
スポーツジム
こちらは医療・介護からは離れる印象かもしれませんが、知識は生きます!
ユーザーの要望もひと昔前より変わってきている事もあり、高いレベルが要求される時代となりました。
こちらは無資格でも出来る業界ではありますが、先ほど述べた通り「高いレベル」が望まれますので、これからスポーツジムで働きたい!という方は結構勉強が必要かもです。
特にパーソナルでやってるジムなんかは医療者顔負けというか上回る知識を待たれる方が多いです。
ときどき私もスポーツジムに携わります。
様々な悩みを持たれる方がいらっしゃいますので、それらを解決・改善させるこの業種もやりがいは持てるかなと思います。
病院勤務
病院勤務は、柔道整復師として働くうえで選びたい進路の一つになるかもしれませんが、狭き門かもしれません。
特に、地方では求人すら出ていない状況だと思います。
ただ、もし整形外科などでの勤務経験がつめたのならば、それは強みとして今後に生きてくると思います。
残念ながら私の周りには見当たりませんでしたので、あまり語る事ができません_(._.)_
行政の委託事業
訪問・通所といったスタイルで主に介護予防としての取り組みを行います。
この業種は様々な職種との関わりが特に強いので、やはりここでも勉強が必要です。
如何に、その方の健康寿命を伸ばし自立した生活を長く続けれるようにするかです。
今の高齢化社会では、とても重要な役割となります。
私がこのブログで軽運動をよく紹介しているのも高齢者の方でも取り組みやすい運動を!というのがキッカケであったりします。
もっとコンテンツを増やさないと(*´ω`)
まとめ
①整骨院・・開業権もありますから整骨院開業もできますし、求人もたくさんあります。ただしポリシーをもって置く事は大事
②介護施設・・機能訓練指導員として勤務、肌が合えばやりがい持てます!
③スポーツジム・・お客様とのお悩み解決できたらテンションあがります。勉強は大事!
④病院勤務・・柔道整復師にとっては狭き門 もし勤務出来たら正直羨ましいです(*´ω`)
⑤行政委託事業(通所・訪問)・・紹介はしましたが、これだけでは正直食べるのには大変かも。
他の仕事の一環として取り組む形になると思います。
と、色々書きました。進路を悩んでる柔道整復師・学生さんの参考になってもらえたらいいなと思います。